4年前に勤めていた英語塾を退社する時、泣いてくれた高校生の生徒がいました。
私の塾立ち上げて4年経ち、その生徒から「内定決まりました!」というメールが突然届き、
そのメールの中に私を「恩師」と呼ぶ文面がありました。
私は自己評価に客観的なので、「恩師」などという崇高な言葉を私に使うのは勿体ない、と真っ先に思ったのですが、
たまには内省の世界だけじゃなく、
「もっとオープンに他者評価を素直に受け入れてもいいんじゃないか?」
と、自分を説き伏せる瞬間が多いのが、この受験合格発表の時期。
「先生のおかげで」
たしかにそう言ってもらえれば嬉しいし、それはそれで有難く受け取ります。
でも、君たちが頑張ったんだよ、と心から言いたい。
私が早稲田卒の塾講師ってだけで、自分とは違うとか、崇拝するのも良くない。
別の業界で私なんかよりはるかに優秀な先輩も後輩もたくさんいます。
ただ、とりあえず教育業を生業とするなかで、頑張って早稲田入って良かったな、と毎回思うこの時期。
だから、みんな、最後までやり抜くのだ。
過去も、未来も、打算も、妥協も、金の心配も、資本主義のシステムも、全部無視して、思い切り勝負出来るのは、今この瞬間しかないから。
受験生達、戦いの終わりまでもうちょいだよ、ファイティン♪